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速くて切れないWi-Fi

アンテナは多ければ多いほどいい?Wi-Fi製品早分かり

田代 祥吾=フリーランスライター 2017/07/04 ITpro

 今回は、無線LAN製品の最新動向を説明する。はじめに、現在の主力であるIEEE 802.11acに対応する製品の動向を見ていこう。

アンテナが多いほど高速、現在は最大4つ

 IEEE 802.11acには、複数のアンテナで通信できるMIMO技術が盛り込まれている。そのため、アンテナの数によって最大速度(規格上の理論値)が変わる。アンテナ1つあたりの最大速度は通常約433Mbps。アンテナが2つなら867Mbps、3つなら1300Mbps、4つなら1733Mbpsとなる。無線LANの通信の最高速度は、アンテナ数が少ない機器に合わせられる。

※本特集の前回でも説明したが、ここでいうアンテナは「空間ストリーム」などと呼ばれる通信路のことで、必ずしも物理アンテナの数とは一致しない。

 IEEE 802.11acに対応する無線LANルーター(親機)は現在、アンテナを4つ搭載し最大1733Mbpsの製品が最高速だ。価格の目安として、867Mbpsの製品は、多くが1万円以下の実売価格で販売されている。

 PCやタブレット、スマートフォンなどの子機は、アンテナを2つ搭載し最大867Mbpsという製品までは多数ある。アンテナを3本搭載するものは少数派で、アップルの「MacBook Pro」など一部のハイエンドPCと単体の子機の一部に限られる。デスクトップPC用の拡張ボードの中にはアンテナを4つ搭載する製品もあるが、例外といえるくらい稀な存在だ。

 スマートフォンの場合、Xperia Z4以降のXperiaシリーズや、iPhone 6s/6sPlus以降のiPhoneなど、上位機種の中はアンテナを2つ搭載しており最大867Mbpsで通信できるものがある。一方、低価格帯の製品や過去製品は、アンテナが1つで最大433Mbpsの場合も多い。タブレットも上位機種はアンテナが2つ、低価格帯の製品は1つという傾向がある。

 この傾向から言えることは、802.11acに対応する大半のPCやタブレット、スマートフォンはアンテナが1つか2つなので、最大867Mbpsの無線LANルーターがあれば事足りる。

IEEE 802.11acに対応し、最高速度が867Mbpsの機種が売れ筋。写真はバッファローの「WSR-1166DHP3シリーズ」。税別の実勢価格は約6600円
(出所:バッファロー)
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