人工知能(AI)はあやふやなもの。そう思い込み、敬遠するのは早計だ。今ブームとなっている「ディープラーニング(深層学習)」に代表される最先端のAI技術は、オープンソースの無償ソフトやWebアプリケーションとして実際に試せるものがほとんど。手軽に試せるAIアプリケーションを一般的なパソコンやクラウドで動かしてみると、その真価が見えてくる。
連載
カンタンAI
目次
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「米国はNASA。では日本は?」に答えてくれるグーグル発の辞書AI
言葉と言葉の関係を表すデータベースを自動で構築できるAI技術「word2vec」。ある単語の意味を別の単語との関係で表す「分散表現」を機械学習で自動生成する。「東京」と「日本」の関係は、「パリ」に当てはめると「フランス」になる、といった意味の判定が可能だ。
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グーグルの芸術家AI、バッハ調の音楽を自動で作曲
どこかで耳にしたバッハ調の曲を、AIが自動で作曲してくれる。そんな芸術領域に特化したAIを開発するプロジェクトが米グーグルの「Magenta」だ。“音楽の父”とも呼ばれるバッハの楽曲を学習させたAIのプログラムを公開している。
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線だけ描いたイラスト、AIが自動で色塗り
線だけのイラストに人工知能(AI)が自然に色を付けてくれるのが「PaintsChainer」だ。公式サイトで試せるほか、Preferred Networksが開発した機械学習ライブラリである「Chainer」で動くプログラムや学習モデルを公開しており、パソコンでも動かせる。
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世界最強の将棋AIとの対局、いつでもどこでも
人工知能(AI)の代表格「将棋AI」。そのAI同士が頂点を競った2017年の第27回世界コンピュータ将棋選手権(WCSC27)で1位に輝いたのが、瀧澤誠氏の「elmo」だ。この最先端の将棋AIはWindowsパソコンで簡単に試せる。
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パソコンで動くAI、白黒写真を自然な色合いのカラー写真に
白黒写真しか残っていないのに、自然なカラー写真として復元できるAIツールがある。早稲田大学の石川博教授らが開発した自動カラー化技術は、白黒とカラー写真の組み合わせを学習させた結果を基に色合いを“想像”して着色してくれる。公式サイトで試せるほか、自分のパソコンにインストールして動かせる。
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