IoT(インターネット・オブ・シングズ)、ワークスタイル変革、クラウド、ビッグデータ、モバイル、デジタルマーケティング、セキュリティなど、ICTの最新トレンドにフォーカスする総合展「Cloud Days 九州 2017」(主催:日経BP社)が2017年6月20日、福岡国際会議場(福岡市)で開幕した(写真)。99社が出展・協賛し、2日間にわたって43セッションに及ぶキーノートやセミナーを開講する。

[画像のクリックで拡大表示]

 初日午前10時からのキーノートでは、アカツキ、さくらインターネット、ピクシブ、メルカリという、福岡に拠点を持つスタートアップ企業4社の拠点責任者がパネルディスカッションに参加し、福岡の魅力、福岡拠点の役割などについて伝えた。モデレータは福岡アジア都市研究所の中島賢一調整係長が務めた。

 同じく初日12時からのキーノートには、潤和リハビリテーション振興財団潤和会記念病院の服部正樹 経営企画部IT管理室室長が登壇。「病院ではこう使う!パブリッククラウドによる院内コミュニケーション改革」と題して、クラウドサービスを使ったコミュニケーション改革の実際について紹介する。

 この日の午後4時10分からは、人気アイドル、ももいろクローバーZのメンバーである玉井詩織さんが登場。「もし、玉井詩織が情シス部長だったら?~アイドルと実現する、超デジタル変革~」と題する特別企画で、玉井さんが情報システム部長だったらどんなデジタル変革を実現するのか、野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏が解説する。本特別企画への参加は抽選制で申し込みは終了している。

 続く2日目(6月21日)の午前10時からのキーノートでは、「TOTOがクラウドへの全面移行を決断した理由~その活用ポイント」と題して、TOTOの前田和男 情報企画本部情報企画部ICTインフラグループ企画主査による講演を開催。2010年度からクラウドの全面移行に取り組んできた同社だからこそ語れる、移行に際しての工夫や苦労、移行後のクラウドへの評価などについて紹介する。

 続く2日目12時からのキーノートには、オリックス・ビジネスセンター沖縄の平良一恵オペレーション事業本部 業務編成部部長が登場。「一人ひとりの仕事量と進捗を見える化、テレワークの不安を払拭」のタイトルで、同社で進むテレワーク、フレックスワークの現状などについて語る。

 2日目午後4時からのキーノートでは、「地方版IoT推進ラボ特別セッション『世界につながる、イノベーションを九州から!』」を開催。日経BP社イノベーションICT研究所の上席研究員である井出一仁の司会で、福岡県IoT推進ラボ、北九州市IoT推進ラボ、福岡市IoT推進ラボのメンバーが、各地でのIoTプロジェクトへの取り組み、これまでの成果や今後の可能性について議論する。

 Cloud Days 九州 2017は、ワークスタイル変革 九州 2017、IoT Japan 九州 2017、セキュリティ 九州 2017、ビッグデータEXPO 九州 2017、Digital Marketing 九州 2017、モバイル&ウエアラブル 九州 2017、の各専門展で構成するICTの総合展。同展の模様は適時、ITproで速報する。