台湾Acerは2017年5月30日から6月3日まで台北で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2017」に大型ブースを出展した。

 例年、AcerブースにはPCやタブレット製品が並んでいたが、2017年はブース構成を大きく変更。PC製品はホール外のショーケースに移動し、Acerのクラウドプラットフォーム「aBeing Cloud」を利用したビジネスソリューションとゲーミングを中心に据えた(写真1)。

写真1●例年と大きく変わったCOMPUTEX 2017のAcerブース
写真1●例年と大きく変わったCOMPUTEX 2017のAcerブース
(撮影:山口 健太、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

クラウド活用したスマートホーム製品を展示

 スマートホーム製品としては「Air Monitor」を展示した。家庭やオフィスの空気の状態を、「温度」「湿度」「TVOC」「CO2」「PM2.5」「PM10」の六つの観点から監視できる(写真2)。

写真2●Air Monitor
写真2●Air Monitor
[画像のクリックで拡大表示]

 有効範囲は50平方メートル程度の室内。iOSとAndroidの両方に対応したスマートフォン用のアプリから状態をモニタリングできる。「就寝前のベッドルームでCO2濃度が高ければ、換気することで快適な睡眠を得られる」(Acer担当者)と利用シナリオを挙げた(写真3)。

写真3●スマートフォン用アプリ
写真3●スマートフォン用アプリ
[画像のクリックで拡大表示]

 空気の状態に応じて、Air Monitor本体に搭載したLEDの色が5段階に変化。スマートフォンの画面を見ることなく、空気の状態を確認できる。

 他サービスとの連携が可能な「IFTTT」に対応しており、クラウドサービスとの連携やスマートホームの自動化が可能。米Amazon.comの音声アシスタントサービス「Alexa」にも対応しており、音声コマンドで空気の状態を問い合わせることができる。