携帯電話大手3社は、各社が競い合うようにスピード自慢を繰り広げた結果、自らの広告に規格上の最高速度だけでなく実効速度も併記することが義務付けられた。ただ、近年では通信速度のアピール合戦は沈静化し、ユーザーの関心も薄れてきた。むしろ、関心が高まっているのは、「格安スマホ」に代表されるMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスの実効速度だ。携帯電話の実効速度問題の実情を探った。