アクセンチュアについて取材を進めていると、知っているようで知らなかった「意外な事実」が明らかになってきた。四つの「アクセンチュア・トリビア」を紹介しよう。

本社機能は分散

 まずアクセンチュアの本社について。世界120カ国以上にサービスを提供しているが、本社はどこにあるのか。本社登記地はアイルランドだが、同社広報に問い合わせてみると「本社機能は特定の都市には無い」との答えが返ってきた。

 理由は経営陣のオフィスが世界中に分散しているため。CEO(最高経営責任者)はフランス・パリ、COO(最高執行責任者)はベルギー・ブリュッセル、CFO(最高財務責任者)は米国・アトランタといった具合だ。

日本法人は富士ソフトと同規模

 二つめのトリビアは日本法人についてである。

 同社は日本法人の業績を公開していないが、帝国データバンクの調べによると2016年8月期の売上高は1650億円。国内のITベンダーと比較すると、富士ソフトとほぼ同じ規模だ。ただ、アクセンチュア日本法人はここ数年、ハイペースで成長しており、売上高は5年前の1.5倍以上に増えた。