1990年代のインターネットブームをけん引し、2000年代のブロードバンド普及にも一役買ったプロバイダー(インターネット接続事業者)大手。昨今は大手通信事業者がスマートフォンとのセット販売などでシェアを拡大し、無料メールサービスの利用も広がるなど、競争環境の変化を受けて業界再編が進んでいる。ビジネス転換を急ぐプロバイダー各社の今を追う。
連載
プロバイダー大手の新たな旅立ち
目次
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IoT市場を掘り起こす先兵になるニフティ、ソネット
専業プロバイダーとの連携を強め、IoT分野の事業を拡大するための先導役に据える──。ソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC、旧ソネット)とニフティをそれぞれ子会社にしたソニーグループと家電量販店大手ノジマの狙いは明確だ。
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MVNOに生き残りを賭ける専業プロバイダー、ビッグローブの奇策とは?
プロバイダー市場の飽和や競争激化、NECの戦略転換とともに流転の歴史をたどったビッグローブ。現在注力しているのがMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスだ。MVNO事業を率いる中野雅昭執行役員常務と吉野宗壱モバイル事業部主任に戦略を聞いた。
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ソネット、ビッグローブ、ニフティ──ネット黎明期の主役がたどった曲折
ソニーモバイルコミュニケーションズの完全子会社となったソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC、旧ソネット)、KDDIが買収したビッグローブ、家電量販店のノジマの傘下に入ったニフティ──。日本のインターネット黎明期を支えてきた立役者が、新たな親会社の下で再出発することになった曲折の経緯を振り…
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