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若手情シスSEに送る幸せのヒント

誰よりも頼られるSEになるには?修行は現場で積む

大森 正明=ソフトロード顧問 2017/05/17 日経コンピュータ

 一般的にシステム開発プロジェクトでは利用部門の現場や管理職など各層にインタビューして業務目標と課題を抽出し、プロジェクト計画を作成します。具体的なシステム設計に入る段階では利用部署にヒアリングをして要件を定義していきます。

 ここで、私はいつも「もう一歩踏み込めないものか」と考えていました。外部コンサルタントやベンダーSEはもともと社内の業務を知らないので、一から十まで利用部門に聞く必要があります。一方、情報システム部員は自ら現場に足を運んで、業務や見て課題を感じられる特権を持っています。

 利用部門の管理者層や担当役員と一緒に業務目標や課題を検討し、システム化の要件定義でも利用部署と一緒に検討し、ベンダーSEより一歩も二歩も踏み込んだアウトプットを創造するできるはずだ。そう考え、実践してきました。

 前回申し上げましたが、自らが現場に行って現場を見ていると問題点が見えてきたり、何かを肌で感じたりする瞬間があります。「こうしたらどうだろうか」と自分のアイデアが湧いてきたり、やりたい何かをつかめたりする場合もあります。

 もちろんヒアリングは欠かせません。利用者との意見交換を通じて、問題点や課題を共有したり共感したりできるからです。

 現場は宝の山なのです。その宝の山に自ら分け入ることでプロジェクトとして達成すべき業務目標のレベルや、システム化すべき内容の精度が上がってくるものなのです。

 実体験をお話ししましょう。私が20代後半のころ、東レの三島工場でFMS(Flexible Manufacturing System)を構築するプロジェクトがスタートしました。多品種少量生産を実現するシステムを設備面とソフト面の両方からアプローチして稼働させようという、社内で初めての取り組みでした。

 先輩に「何をやったらいいのでしょうか?」と聞くと、「パイプ椅子を持って現場に行って1週間ぐらい見てきなさい」と言われました。「そうすれば君がやるべきことがきっと見えてくる」と。

 さすがに1週間は時間が許しませんでしたが、それでも数日間現場を観察し、現場の従業員たちと話をするといろいろな疑問や「自分ならこうしたい」というアイデアがたくさん出てきました。

 「製造する品種を現場ではどのような手順で切り替えているのか?」「その作業負担やコストは?」「作業指図は誰がどのように出しているのか?」「もっと画期的な方法は無いのだろうか?」「なぜ紡糸工程と引伸工程の間に仕掛在庫がたまっているのか?」「工程間をもっとスムーズに連携できないものだろうか?」――。

 アイデアが湧けば熱中します。熱中すれば仕事がますます楽しくなる。私はプロジェクトマネジメントもここで経験し、完成までの約2年間を三島工場に駐在しました。

 もちろん楽しいことばかりではありませんでしたが、振り返れば夢中になったこの2年間で、私は社外SEよりも情シスSEのほうが強みを持てるという自信をつけられたのだと思っています。あなたもじっくり社内と向き合えば、その会社を一番成長させられるSEやコンサルタントになれるはずです。

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