業務の効率化を狙う従来のITの枠を越え、新しいサービスやビジネスを創り出すような価値創造を目的としたITの活用事例が急速に増えている。このような状況に積極的に対応していくために、「デザイン思考」はITエンジニアの強力な武器となる。
連載
デザイン思考
目次
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綺麗な資料よりも「寸劇」見せて周囲を巻き込む
形のある製品を含むアイデアであれば、実際にユーザーが触れられるモックアップの作成を試みたい。サービスになるアイデアの場合、紙面上にイメージを描いたり、映像を作ったり、場合によっては寸劇(スキット)をしたりして、全体像を可視化する。
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「難しい」「できない」が口癖のエンジニアは危険
筆者の経験上、ITエンジニアの多くは「アイデアを却下しない」という行動が苦手なようだ。目の前に出たアイデアに対して、すぐに「どのようにそれを実現させるか」を考え出す傾向がある。「こんなアイデアは実現できない!」「やったことがない!」と即座に否定することなく、ぜひ前向きに発想を生み出す対話の輪に加わ…
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「プロジェクト成功で新聞一面を飾る」を想像せよ
国内企業において新サービスの検討が行われる際、不思議なくらい自社のミッションや、大切にしている価値観についての議論が行われることが少ない。筆者らはこのことに問題意識があり、デザイン思考に独自のフェーズとして追加した。
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「右脳」を使えないエンジニアは淘汰される!?
これまで使われてきたロジカルシンキングやシステム思考は、論理やデジタル的に物事を捉える左脳型のアプローチ。これに対して本特集のテーマである「デザイン思考(Design Thinking)」は、感性やアナログ的に物事を捉える右脳型のアプローチだ。今、ITエンジニアにはロジカルシンキングやシステム思考…
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