クラウドサービスの利点の一つに、解約の容易さがある。月額課金で利用できるOffice 365も、解約の手続き自体は簡単だ。しかし、解約後90日でOffice 365上のデータは原則削除されてしまう。慌てないように、なるべく解約前にデータをバックアップしておこう。

 Office 365の解約は、管理画面の「Office 365 管理センター」から「サブスクリプションのキャンセル」を実行するだけ。解約した直後にデータが消去されるようなことはない。標準で90日後以降にデータが削除される。その期間内であれば、再契約の操作をするだけで解約前の状態に戻る。なお、年間契約の場合は月額費用1カ月分の中途解約金の支払いが生じる場合がある。販売パートナーによって契約内容が異なるので、確認してから解約しよう。

Office 365の解約(サブスクリプションのキャンセル)時の警告画面
Office 365の解約(サブスクリプションのキャンセル)時の警告画面。データの削除日や中途解約金の有無などが提示される。
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