早くも、2017年も3分の1が過ぎました。この4カ月の間にも、IT業界ではさまざまな動きがありました。

 ビジネスのデジタル化が進む中で、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)などの技術が急速に進展/普及しています。働き方改革に力を入れる動きが広がり、それを支える存在としてのITへの期待も高まっています。一方で、サイバー攻撃による情報流出などの事件が起こっています。

 ここでは、クイズ形式で2017年1~4月のIT業界動向を振り返ってみましょう。ITベンダーの営業担当者や技術者、ユーザー企業のシステム部門などの方々が押さえておきたいトピックから出題します。全部で20問、あなたは何問答えられますか?

情報セキュリティ

 最初に取り上げるのが、情報セキュリティの話題です。2017年も、サイバー攻撃の脅威は増す一方です。

 どのような脆弱性が突かれているのか、被害を防げなかったのはなぜなのか。教訓として生かすためにも、きちんと押さえておきましょう。

【問題1】2017年3月以降、サイバー攻撃の被害が多発しているソフトウエアは?

 2017年3月10日以降、特定のソフトウエアを狙った攻撃が多発しています。同ソフトウエアには任意のコードを実行できる脆弱性があり、それを突かれました。

 そのソフトウエアは、Webアプリケーション開発で広く使われているフレームワーク(ソフトウエア部品)です。名称は、次のうちどれでしょう。

(1)Apache Struts2
(2)Ruby on Rails
(3)Spring Framework
(4)Java Server Faces

 正解と解説は、次のページです。