手のひらサイズで4000円台のPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」。そのmicroSDカードや外付けHDDをDropbox風のオンラインストレージとして使えるようになるLinux OSが「NextCloudPi」です。「NextCloud」プロジェクトが開発した公式のラズパイ向けOSイメージがあるため、書き込むだけで簡単に導入できます。

ラズパイをDropbox風のオンラインストレージに仕立てられる「NextCloudPi」。
ラズパイをDropbox風のオンラインストレージに仕立てられる「NextCloudPi」。
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NextCloudPiをインストール

 NextCloudPiは、オープンソースのオンラインストレージソフト「ownCloud」から派生したNextCloudのラズパイ版です。NextCloudPiをインストールするには、まず公式ブログの配布ページからOSのイメージファイルを入手します。「Get it」欄から2017年9月20日時点の最新版「NextCloudPi_09-12-17.tar.bz2」をダウンロードしてください。

NextCloudPiのラズパイ向けOSイメージファイルの配布ページ。
NextCloudPiのラズパイ向けOSイメージファイルの配布ページ。
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 ダウンロードしたイメージファイルは、Windowsパソコンの場合は「7-Zip」で展開します。OSイメージ(ここではNextCloudPi_09-12-17.img)を展開後、「Win32 Disk Imager」などのフリーソフトでmicroSDカードに書き込みます。

NextCloudPiのイメージファイルをmicroSDに書き込み。
NextCloudPiのイメージファイルをmicroSDに書き込み。
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