4000円台のPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」をファイアウォール付きの多機能な無線LANルーターに仕立てられるの専用OSが「LEDE」です。ラズパイシリーズで動作するOSイメージを使って簡単に導入できます。

ラズパイを無線LANルーターに仕立てられる「LEDE」の管理画面。
ラズパイを無線LANルーターに仕立てられる「LEDE」の管理画面。
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 LEDEは、オープンソースのルーターOS「OpenWrt」の派生品です。ラズパイシリーズで動作するOSイメージファイルを提供しています。本家のOpenWrtはラズパイ3で動作するイメージファイルは提供していません。

LEDEをインストール

 LEDEをインストールするには、まず公式サイトからOSのイメージファイルを入手します。「Downloads」リンクから「Stable Release builds」-「17.01.2」-「targets」-「brcm2708」-「bcm2710」をたどっていくと、2017年9月14日時点の最新版「lede-17.01.2-brcm2708-bcm2710-rpi-3-ext4-sdcard.img.gz」を入手できます。

LEDEのラズパイ向けOSイメージファイルのダウンロードページ。
LEDEのラズパイ向けOSイメージファイルのダウンロードページ。
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 ダウンロードしたイメージファイルは、Windowsパソコンの場合は「7-Zip」で展開します。展開後、「Win32 Disk Imager」などのフリーソフトを使ってmicroSDカードに書き込みます。

LEDEのイメージファイルをmicroSDに書き込み。
LEDEのイメージファイルをmicroSDに書き込み。
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