Raspberry Pi(ラズパイ)がノートPCになる英シードの「pi-top」。そのOSの「pi-topOS」は、プログラミング言語のPythonや電子工作の基本などを学べる、いわゆるSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)教育用のコンテンツを搭載しているのが特徴です。ラズパイユーザーであれば無償で利用できます。

ラズパイが教育用コンピュータになる「pi-topOS」のメイン画面。
ラズパイが教育用コンピュータになる「pi-topOS」のメイン画面。
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pi-topOSのOSイメージを入手してインストール

 pi-topOSをインストールするには、まず公式サイトの「GET STARTED」を開き、「DOWNLOAD pi-topOS」リンクからOSのイメージファイルを入手します。

pi-topOSのダウンロードページ。
pi-topOSのダウンロードページ。
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 2017年6月21日時点の最新版は「2017-04-28-pi-topOS.zip」で、ファイルサイズは約1.7Gバイトです。展開すると4.7Gバイトのイメージファイルになるので、8Gバイト以上のmicroSDカードが必要です。

 次に、ダウンロードしたファイルを展開後、Windowsであれば「Win32 Disk Imager」などのフリーソフトを使ってpi-topOSをmicroSDカードに書き込みます。

pi-topOSを起動、初期設定は英語で進める

 pi-topOSを起動すると、初期設定ウィザードが起動します。日本語は非対応なので、英語のまま先に進め、インストール完了後に日本語化します。言語は「English(US)」、タイムゾーンを「Asia」「Tokyo」にすると再起動を求められるので「Reboot」ボタンを押します。

pi-topOSの初期設定画面。言語は英語のままで先に進み、後から一部を日本語化する。
pi-topOSの初期設定画面。言語は英語のままで先に進み、後から一部を日本語化する。
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 再起動後、同じウィザードが立ち上がるので、言語とタイムゾーンを確認して先に進み、キーボードを「English(US)」にします。