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オフィスロボ導入、5つの疑問

オフィスロボの導入は誰がリードすればいい?

西村 崇=日経情報ストラテジー 2017/04/25 日経情報ストラテジー
出典:日経情報ストラテジー 2017年5月号pp.33-34
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 RPAソフトを使えば簡単な操作でロボットを開発できる。利用部門主体の開発も可能だが、三菱UFJ信託銀行業務IT企画部業務ITソリューション室第1グループの福増伸誠課長は「システム開発の実務を行っていないIT企画部門などが開発すれば、品質も納期もメリットが大きい」と話す。

三菱UFJ 信託銀行のIT企画部門はRPAで現場の細かいニーズに応える
三菱UFJ信託銀行業務IT企画部で、2016年1月からRPAを使った業務の自動化を推進している福増伸誠課長(右上)、山田大佑調査役補(左上)、齋藤祥子氏(右下)、川口大輔氏
[画像のクリックで拡大表示]

 同行は2016年1月から、NTTアドバンステクノロジのRPAソフト「WinActor」を、伊藤忠テクノソリューションズとともに現場に導入してきた。これまで40業務にロボットを適用してきた。

 例えば「エクセルのデータをいったん印刷。その紙文書を見て業務システムへデータ入力する」という業務を効率化する場合。エクセルからデータを抽出してそのまま業務システムに入力すれば、印刷や再入力が不要でミスもなくなるはずだ。

 だが、外部のITベンダーに開発を頼むと、コストは数百万円単位に膨れ上がることもあり、費用対効果が合わなくなってしまう。

 これに対し、RPAソフトの導入コストは、数十万円程度。そこで山田大佑調査役補をはじめとするIT企画部門のメンバーがRPAソフトによる開発トレーニングを受講して使い方をマスター。最初に手掛けた案件では、3日ほどでロボットの仕様を固めて稼働させた。

 ある案件では、現場担当者が毎週手作業で行っていた、金融商品の金利データの変更をロボット化した。「入力項目が大量にあるため、人手での入力では半日かかっていた。それをロボット化によって数分に短縮することができるようになった。業務担当者は、入力内容をチェックに専念できるようになり、業務で扱うデータ処理の品質が高まっている」と、業務IT企画部業務ITソリューション室第1グループの川口大輔氏は効果を語る。

 このほか、為替レートなどの情報をネットから収集してエクセルにまとめる作業もロボット化している。「手作業では毎日20分かかっていたところを、ロボットは数分で終わらせている」(業務IT企画部業務ITソリューション室第2グループの齋藤祥子氏)。

 「RPAはシステム開発の実務経験が豊富でなくても扱える“小回りが利くツール”。現場担当者からの改善要望にすぐ対応できる」と福増課長は話す。

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