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オフィスロボ導入、5つの疑問

オフィスロボに向く業務は?

西村 崇=日経情報ストラテジー 2017/04/24 日経情報ストラテジー
出典:日経情報ストラテジー 2017年5月号pp.32-33
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 最初の疑問は、ロボット適用に向く業務についてだ。この疑問に答えてくれるのは、2014年夏から、オフィスワークにロボットを導入している三菱東京UFJ銀行の西田良映デジタルイノベーション推進部第二グループ上席調査役だ。

三菱東京UFJ銀行は、ロボット化に向く業務を見極めている
「20業務への適用実績が行内に口コミで広がり、案件が増えている。組織横断的にロボット導入を支援していく組織であるセンターオブエクセレンスの創設や多くのロボットが稼働するマンションと言えるシステム基盤の整備など、量産化に向けて体制を整えている」。西田良映上席調査役はこう説明する
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 RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を導入して、保険の申込書に含まれる40項目の内容チェック業務をロボット化。200件の申込書を1分で点検できる成果を得た。これで年間2500時間の手作業を削減できた。それ以降20業務に広げている。

 西田上席調査役によると、ロボット化に向く仕事は3つのタイプがあるという。第1に「処理件数が数百件以上になるような、扱うデータ量が多い仕事」。時間に追われて大量の件数をこなすのはプレッシャーがきつく、ミスも起こりやすい。ロボットなら業務の手順に沿って正確かつ冷静に仕事をこなせる。

 第2のタイプは「連続して複数のパソコン操作を行う、プロセスが長い仕事」。複数の作業を連続して行う際に生じがちな作業の見落としなどを防げる。

 第3は「1時間に1回といったタイミングで定期的に繰り返す業務」だ。「業務システムのデータを確認してエクセルに入力する、といった単純な仕事でも、定期的に発生するとなると、担当者はいつもパソコンに張り付いていなくてはいけない。ロボットに任せれば、担当者はその仕事から完全に手を離して他の業務に専念できる」と西田上席調査役はメリットを語る。

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 この特色を踏まえて20業務に適用して成果を出している。行内でロボットが口コミで広まり、ロボットを導入した部署の業務を、他部署の担当者が見学して、自部門でのロボット適用イメージを膨らませているという。

 その結果、「全行にわたってアナウンスしてはいないのに、300ほどのロボット化案件が業務担当者から寄せられている」と西田上席調査役は話す。

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