まもなくGW。「今年は海外旅行」という人がいるかもしれない。スマートフォンが普及し通信サービスが充実したこともあり、渡航先でスマートフォンを使って情報収集や情報発信をしたり、連絡を取ったりする人が増えている。この休暇でチャレンジしてみるという人もいるだろう。

 とはいえ行き先は海外、日本とは通信事情が異なる。「海外でスマホの使い方を間違えて高額請求」というニュースを聞いたこともあるだろう。実際、間違った使い方をすると従量課金の対象となり、帰国後にとんでもない額の請求書が届く可能性はある。用途や目的地に合ったサービスを選択し、適切に利用することが重要だ。

 本特集では、海外でトラブルなくスマートフォンを使うポイントを説明する。今回のテーマは、海外での通信手段選びの基礎。大きく4つある通信手段を解説していく。

 現在、海外旅行時にスマートフォンを利用する方法としてよく使われているのは、国際ローミング、レンタルルーター、現地(渡航先)でSIMを調達、Wi-Fiのみ――の4つ。それぞれに異なる長所・短所があるので、予算や旅行期間などを踏まえて選ぶとよい。

海外旅行時に使える主な通信手段
海外旅行時に使える主な通信手段
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