2007年から毎年行っている「ビジネスメール実態調査」。11年目を迎えた今年も読者の皆さんをはじめ、たくさんの方に協力してもらい、有効回答数2395の大規模調査となった。無事に結果を発表することができ、ほっとしている平野所長と直井研究員。2017年はどのような結果になったのでしょうか。

平野所長(以下:平野):直井さん、お疲れ様。

直井研究員(以下:直井):所長!お疲れ様です。

平野:今年も無事に発表することができて本当によかった。直井さんもよくやったね。そして皆さん、ご協力ありがとうございます。

直井:みなさん、回答してくださり、周囲に調査のことを紹介してくださり、本当にありがとうございます。こうして「ビジネスメール実態調査2017」を発表できたのも、みなさんのおかげです。今年の有効回答数は2395で、大規模な調査となりました。

平野:今年も興味深い結果が出たね。

直井:ふふふ。では、早速ですが、じゃじゃん!毎年、必ず聞いている質問、「仕事で使っている主なコミュニケーション手段」は、上から「メール」「電話」「会う」の順番に並びました。

仕事で使っている主なコミュニケーション手段(複数回答可、最大5つまで) (n=2395)
仕事で使っている主なコミュニケーション手段(複数回答可、最大5つまで) (n=2395)
出所:2017 Japan Businessmail Association
[画像のクリックで拡大表示]

平野:この並び順は2016年と同じだね。さらに2011年から変わっていないね。

直井:そうなんです。仕事では「メール」と「電話」と「会う」の3つの手段を主に使ってコミュニケーションをとっていることが分かります。ちなみに、「メール」だけを選択した人は1.46%でした。