個別のパソコン操作が素早くできるようになっても、Windows自体がもたついているようでは時短にならない。そこで今回は、使い勝手に合わせてWindows全般の設定を見直し、余分な機能をオフにする方法を説明する。

 そもそも、肝心の設定画面が呼び出しづらいと変更するのも億劫になる。まずは、気付いたときにすぐ変更できるよう、設定画面を素早く呼び出せるようにする。続いて、設定画面の各項目を見直して、Windows のもたつきを解消していくとよい。

設定画面を最速起動

 「設定画面への近道は検索ボックス」ということができる。例えば、マウスの設定を変更したいが、設定画面のどこで設定できるか分からないことがある。そんなときは、検索ボックスから設定画面を呼び出すのが一番だ。例えば「マウス」と入力すると、検索結果の一覧の中にマウスに関連する設定項目も表示される。

検索ボックスに変更したい設定を入力すると、設定画面を呼び出せる
検索ボックスに変更したい設定を入力すると、設定画面を呼び出せる
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 Windows 10の「アクションセンター」では、「クイックアクション」ボタンから各種の設定画面を呼び出せる。[Windows]+[A]キーで開くことができる。

 2016年8月の「Anniversary Update」以降は、クイックアクションのカスタマイズがより詳細にできるようになった。不要なアイコンを非表示に設定し、よく使うアイコンが先に来るよう並べ替えると使いやすい。

「システム」の設定画面で「通知とアクション」を選択し、「クイックアクションの追加または削除」を選択(上)。不要なアクションをオフにした後(中)、ドラッグで順序を入れ替える(下)
「システム」の設定画面で「通知とアクション」を選択し、「クイックアクションの追加または削除」を選択(上)。不要なアクションをオフにした後(中)、ドラッグで順序を入れ替える(下)
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 またWindows 10 では、設定項目をスタートメニューのタイルに登録できる。設定画面で登録したい項目を右クリックして、ピン留めしておこう。

設定画面でよく使う項目を右クリック。「スタート画面にピン留め」を選択する
設定画面でよく使う項目を右クリック。「スタート画面にピン留め」を選択する
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