パソコンを使っているといつの間にか増えていくファイルやフォルダー。時間があるときに整理することも大事だが、手っ取り早く時短したいなら「よく使うファイル」や「今使っているファイル」に効率良くアクセスするコツを知ることだ。

 今回はまず、ファイルを素早く開くためのテクニックをいくつか紹介する。ファイルの使用頻度などに応じて設定しよう。エクスプローラーの操作を楽にするテクニックも紹介する。

よく使うファイルに簡単アクセス

 よく使う文書を保存したフォルダーは、タスクバーから開けるようにしておくと便利。登録したいフォルダーをエクスプローラーからタスクバーにドラッグすれば、登録は完了だ。タスクバーでエクスプローラーを右クリックするとジャンプリストが開き、登録したフォルダーを選べる。ただしメニューに表示できるのは12個までなので、よく使うフォルダーだけ登録しよう。

エクスプローラーで表示させたフォルダーをタスクバーにドラッグ
エクスプローラーで表示させたフォルダーをタスクバーにドラッグ
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 エクスプローラー左上に表示される「クイックアクセス」は、その名の通りアクセスしやすい。エクスプローラーでよく使うフォルダーはここに登録するのが一番だ。

追加したいフォルダーを右クリックし、「クイックアクセスにピン留め」を選択
追加したいフォルダーを右クリックし、「クイックアクセスにピン留め」を選択
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 一定期間だけ頻繁に利用するファイルなら、デスクトップ上にショートカット(リンク)を作ろう。ショートカットはデスクトップからすぐ開けるし、使わなくなったときにも捨てやすい。

右クリックして「送る」の「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択
右クリックして「送る」の「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択
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 「ドキュメント」や「ピクチャ」などのユーザーフォルダーは、スタートメニューにアイコンとして表示させることができる。「個人用設定」画面を開き、フォルダーごとに表示のオン/オフを選択する。スタートメニューでユーザーフォルダーのアイコンをクリックすると、そのフォルダーを開いた状態でエクスプローラーが起動する。

「個人用設定」画面で「スタート」を選んで、「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」を選択。次の画面で表示したい項目を選択する
「個人用設定」画面で「スタート」を選んで、「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」を選択。次の画面で表示したい項目を選択する
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