Google Keepは、ノート情報管理が可能なクラウドサービスの一つで、シンプルなノートをベースに、Google得意の検索機能を組みあわせられるのが特徴だ。スマートフォン用アプリが用意されてるほか、Chrome用アプリやWebクリップ用のChrome拡張機能などもある。ここでは、Android版アプリをベースに、その使い方を見ていく。

画面1●Google Keepは、カード形状のメモを作成、管理するサービス
画面1●Google Keepは、カード形状のメモを作成、管理するサービス
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 大きな特徴といえるのが、リマインダー機能。日時によるリマインドだけでなく、スマートフォンで取得できる位置情報を利用し、場所をトリガーとしたリマインドも可能だ。近所のスーパーをリマインダーで指定しておき、買うべきもののメモを通知するといった使い方ができる。

 Googleの他のサービスと連携しながら使うサービスということもあり、Google Keep自体は、とにかくシンプルだ。フォルダーという概念はなく、ラベルですべてのノートを分類し、それ以上は検索機能を使う。すべてのノートはトップページに並ぶので、スクロールさせればざっと一覧できる。

 パソコンからはWebブラウザー経由、スマートフォンでは専用アプリで利用するためか、あまり複雑な機能はなく、比較的処理能力が低い環境でもストレス無く活用できる。

 ただし、継続的に機能拡張はされているものの、書式やレイアウト的な指定ができず、表現力に欠けるのが弱点だ。