Evernoteは、クラウドベースのサービスで、情報はすべてクラウド側で保管する(画面1)。しかも、Windowsなどのパソコン、AndroidやiOSといったスマートフォン、タブレットなど、多数のプラットフォーム向けにアプリが用意されており、どの環境でも比較的使いやすい(画面2、画面3)。
テキストだけでなく、静止画やビデオ、Webページ、さまざまな形式のファイルなどを「ノート」に取り込み、これを基本構造としてフォルダーやタグで整理する。またクラウドベースということもあり、すべてのノートに個別のURLでアクセスできるのも特徴だ。
サービスメニューは、無料の「ベーシック」を含む3種類がある。無料のサービスでも画像ファイルに含まれるテキストを文字認識でき、テキスト検索の対象となる。有料サービスでは、PDFやOfficeファイルに含まれるテキストも検索可能だ。
ここでは、Windows版のアプリケーションをベースに、ノート情報管理の仕組みとしてどう活用できるか、見ていこう。
Evernoteは5種類のノートが作成できる
Evernoteの情報管理単位は、「ノート」と呼ばれる(画面4)。ノートは、HTMLのページのようなもので、全体のサイズ制限はあるものの、HTMLのように横幅はウィンドウ幅で折り返し、縦にスクロールさせるページ構造を持つ。