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日経ITイノベーターズ白熱議論&講演

「IT責任者とのリスクコミュニケーションは難しい」、オリックス宮内義彦氏(下)

矢口 竜太郎=日経ITイノベーターズ 2017/05/10 日経ITイノベーターズ
出典:日経ITイノベーターズ会報誌 2016年2月号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 強い会社の変革者が集まり、本気で議論する「日経ITイノベーターズ」。2015年11月25日開催の第1回総会ではオリックスの宮内義彦シニア・チェアマンが講演した。講演の最後、宮内氏は日経ITイノベーターズ会員からの質問に答えた。

オリックスの宮内義彦シニア・チェアマン
写真:井上 裕康
[画像のクリックで拡大表示]

 オリックスの宮内氏が講演で強調した変革リーダーに必要な条件は、専門性に裏打ちされた冷徹な判断力、そして人心を掌握する人間力の二つである。

 講演の最後をこう締めくくる。

 「日本経済は、1990年ぐらいまで快進撃を続けました。そのとき、日本企業はイノベーティブでリスクテイカーでした。その姿をもう一度取り戻す。そうしなければならない、と企業人一人ひとりが自覚する。リスクテイクは命にかかわるようなことではない。当たり前のことである。リスクテイクしない企業の存在意義はない。こう、皆がもう一度意識する。そして、イノベーションを起こす経営を実践する。それに相応しい人材を輩出していく。そういうことができれば、私は間違いなく日本経済は再復興すると確信しています。ここにおられる皆様は、その方向に行けるかどうかの鍵を握っておられる。そのことを改めてリマインドしていただければと思います」。拍手喝采で質疑応答へと移る。

 最初の質問は、日清食品ホールディングスの喜多羅滋夫執行役員CIOグループ情報責任者。宮内氏にこう尋ねた。

 「大変興味深いお話をありがとうございます。これまでと不連続なイノベーションを実現するのは、非常に難しく、日々苦戦しているところです。私からの質問はリスクのコミュニケーションについてです。多くのIT部門長は、想定効果が出ないことやコスト超過などを経験されていると思います。リスクコミュニケーションとして、IT部門長にどのようなことを期待していますか」。

日清食品ホールディングスの喜多羅滋夫執行役員CIOグループ情報責任者
写真:古立 康三
[画像のクリックで拡大表示]

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