新聞やテレビ、ニュースサイトなどに掲載する記事を、人工知能(AI)を使って自動作成する「AI記者」の実用化が国内で急速に進んでいる。決算のような数字の羅列を平易な文章にして伝えるという、人間の仕事を肩代わりして大量にこなす。今、AIは記者としてどれほどの力量を持つのか。先行企業の取り組みから実力を明らかにする。
連載
ここまできたAI記者の実力
目次
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人間とAI記者が一緒に執筆、文章精度上げるウェザーニューズ
数値を引用しながら書く原稿には人為的なミスが起こりやすい。正確さを期する必要がある箇所は人工知能(AI)が記述し、人間が文章全体を整えるーー。気象情報大手のウェザーニューズは2016年6月から、人間と「AI記者」が役割分担して原稿を仕上げる活用方法を実践している。
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わずか10秒で原稿作成、日経のAI記者「決算サマリー」の衝撃
日本経済新聞社は2017年1月、AI記者の利用を開始した。企業が開示した決算発表資料から業績データや要点を抽出して記事の体裁に整え、日経電子版などに掲載する「決算サマリー(Beta)」だ。10秒足らずで原稿を完成、1~2分程度でネットに掲載できる。
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文法に誤りのない天気予報原稿を自動作成、NTTデータのAI記者
新聞やテレビ、ニュースサイトなどの媒体に掲載する記事を人工知能(AI)により自動作成するシステム、いわゆる「AI記者」の実用化が国内外で進んでいる。本特集では先行企業の事例から、現時点でAI記者がどれほどの力量を持っているのか明らかにする。今回はNTTデータの取り組みを見ていく。
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