クラウドコンピューティングの象徴ともいえるAmazon Web Services(AWS)が米国で誕生してから10年、日本に上陸してから5年が経つ。クラウドを利用したり、導入を支援する現場はどのように変化しているのか。導入して分かった「クラウドの新常識」を伝える。
クラウドの新常識
目次
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クラウドの撤退リスク、既に顕在化
導入が進むクラウドだが、先行して利用している企業の経験からクラウドサービス「以外」に様々なリスクがあることも分かってきた。オンプレミス時代に構築したネットワークや、クラウドの「撤退」リスクだ。
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ハードを知らないインフラエンジニアが増殖中
ハードウエアやミドルウエアの設定はクリックのみで完了。クラウドを使いこなすITエンジニアが増えるのにしたがって、実際のサーバーやミドルウエアに触れたことがないエンジニアが増えている。新世代のクラウドエンジニアへの対処が課題になりつつある。
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今のインフラエンジニアは「プログラマ」だ
クラウド導入によってITエンジニアの業務内容が変わるのに伴い、ITエンジニアに求められるスキルも変わってくる。インフラエンジニアにはプログラミングの能力が欠かせなくなるなど、より上流へとシフトしていく
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日陰の運用業務、クラウド導入で脚光浴びる
インフラの導入を短期化するメリットがあるクラウド。クラウドの導入が進むとITベンダー側の担当者の役割が大きく変わってくる。
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クラウドで運用担当の仕事は増える?
インフラの運用をしなくて済むのがクラウドのメリット。こう思われがちだが、実際にクラウドを導入した企業は「日々の業務は増える」と強調する。
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クラウド導入を決めたら、次はサーバーレス
必要なときだけインスタンスを立ち上げて処理を実行する「サーバーレスアーキテクチャー」。2014年11月の「AWS Lambda」の登場から実際に利用する企業も少しずつ登場してきた。
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不可能を可能にする「パブクラ」、スケールしない「プラクラ」
実際にパブリッククラウドとプライベートクラウドの両社を利用するユーザーが増えてきた。両社を利用した経験から、それぞれのメリット・デメリットが見えてきている。
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新システムはパブリッククラウドが当たり前
クラウドの導入といってもプライベートクラウドが主流の日本企業。今後、クラウド導入のゴールはパブリッククラウドの活用というのが主流になりそうだ。同時にパブリッククラウドとプライベートクラウドを上手に使い分けるユーザーも登場している。
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クラウド導入、コストやセキュリティよりも内部統制が課題
クラウドの導入が進む中、導入を妨げる要因はユーザー・ベンダーともに「オンプレミスと同じ発想をクラウドに対してしていることだ」との指摘が多い。
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クラウドでコスト削減、容易ではない
Amazon Web Sericesの誕生から10年。これまでのパブリッククラウドの動きと導入の流れを振り返る。クラウドの導入目的として多いのが「コスト削減」。しかし実際に導入した企業の話を総合すると、そう簡単にコスト削減を実現するのは難しい。
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