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クラウドの新常識

今のインフラエンジニアは「プログラマ」だ

島田 優子=日経SYSTEMS 2017/04/19 日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2016年10月号p.42
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 クラウドを導入することにより、ユーザー企業のシステム部門の運用業務が増えたり、ITベンダーの運用担当者の業務が変わったりすることはこれまで述べた通りだ。実はクラウド導入の影響を受けるのは運用担当者ばかりではない。クラウドの利用が当たり前になると、ITエンジニアに求められるスキルが大きく変わってくる。

図●クラウドの導入が進むとエンジニアのスキルや知識のシフトが必要に
[画像のクリックで拡大表示]

 必要なスキルが最も大きく変わるのは、インフラエンジニアだ。SCSKの川村 純氏(ITマネジメント事業部門 netXデータセンター事業本部 クラウドサービス部長)は、「インフラエンジニアはプログラマに近くなっていく」と話す。

 クラウドをインフラで利用する場合でも、基本はサービスの設定作業になる。ベアメタルサーバーに近いIaaSではOSやミドルウエアをインストールするといったオンプレミスに近いケースもあるが、「APIで提供するサービスが増える中、インフラの設定はプログラミングの要素が強くなっている」(川村氏)。

 SCSKではここ1~2年間で、インフラエンジニアに対してRESTやJavaScript、JSONなどの知識の習得を求めている。オートスケールやバックアップなど「メジャーなAPIを使いこなせなければ、クラウドの導入はできない」と川村氏は指摘する。

DBやアプリエンジニアも変化

 インフラ担当のITエンジニア以外にもクラウドの導入は影響を及ぼしている。AWSやAzureなどのパブリッククラウドが注力しているデータベース(DB)サービスが一例だ。

 「DBサービスの導入を担当するのであれば、Amazonだけ、Azureだけというのではなく、両方のサービスについての知識が求められる」。NTTデータの岡安一将氏(ビジネスソリューション事業本部 データセンタ&クラウドサービス事業部 開発運用統括部 クラウドインテグレーション担当 課長)はこう話す。

 オンプレミスのシステム導入にかかわるDBエンジニアであれば「Oracle Databaseが得意」「MySQLに精通している」といった得意分野を一つ持っていれば活躍できた。その理由は、一度構築したシステムのミドルウエアの変更は、技術的にも契約面などでも難しく、滅多になかったからだ。

 しかしクラウドの場合、AWSとAzureなど複数のDBをすぐに利用できる環境にある。「加えてAWSなどはDBサーバーとして利用する際にサービスの選択肢も多く、幅広い知識が求められるようになっている」と岡安氏は説明する。

 そしてこれまでは業務知識が求められたアプリケーションエンジニアも、インフラとしてのクラウドの知識が必要になる。SCSKの川村氏は、クラウドが今後さらに普及すれば、「マイクロサービスとしてAPI経由で提供されるサービスが増えてくる。アプリからインフラのサービスを直接呼ぶようなシステムも増えてくるのではないか」とみる。

 例えば、サービスのAPIを組み込んだシステムやIoTを実現するためのアプリケーションを開発する担当者は、利用する各サービスに精通している必要がある。

 クラウドサービスはインフラ、ミドルウエア、アプリケーションとあらゆる層で増えてくる。そうしたサービスを使いこなせるスキルが必須になる。

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