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クラウドの新常識

クラウド導入を決めたら、次はサーバーレス

島田 優子=日経SYSTEMS 2017/04/14 日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2016年10月号p.38
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 パブリッククラウドは毎週、新しい機能が数多く登場する。セキュリティの強化やコンソールの使い勝手の改善のような小さなものから、新たなデータベースのサポートなど大きなものまである。

 AWS関連で最近注目を集めているのが、仮想サーバー「Amazon EC2」を利用せずAWSを利用したシステムを構築する「サーバーレスアーキテクチャー」だ。米AWSが2014年11月に提供開始した「AWS Lambda(ラムダ)」や「Amazon API Gateway」を利用して構築する。

 AWS Lambdaは、イベントが発生した際にJavaScriptなどで記述された処理を実行するイベント駆動型のPaaS。Amazon API GatewayはAPIの管理機能を提供する。Amazon API Gatewayを通じてHTTPリクエストをAWS Lambdaに対して送信すると、AWS Lambdaが処理を実行、その結果をHTTP経由で返すといった、EC2を介さないシステムが構築できる。

 クラスメソッドの佐々木氏は「サーバーレスアーキテクチャーを採用すれば運用の手間を減らせる。インスタンスの常時立ち上げが必要ないためコスト削減にもつながる。クラウドならではのアーキテクチャーだ」と話す。

オンプレと比べて10倍近いコスト削減

 実際にAWS LambdaとAmazon API Gatewayを利用したサーバーレスアーキテクチャーを採用する企業も登場している。その1社が岡三オンライン証券だ。同社は顧客向けに実際の株取引と同等の機能を提供する「仮想取引システム」をサーバーレスアーキテクチャーで構築した。

図● 岡三オンライン証券が構築した「仮想取引システム」の概要
[画像のクリックで拡大表示]

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