企業のセキュリティ対策として注目を集める「無害化」と「無意味化」。攻撃を受けたり、データを窃取されたりしても、『被害を受けない』というのが特徴だ。どうして被害を受けないのか。その疑問に迫り、あまり知られていない限界について見ていこう。
連載
セキュリティの救世主!?無害化、無意味化
目次
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無意味化は情報漏洩の免罪符か
セキュリティ対策ではこれまでに説明した「無害化」のほかに、ここ1年で急速に普及が進む「無意味化」がある。マイナンバーなどの個人情報を取り扱う企業がこの無意味化をこぞって導入している。
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こっそり待たせて処理を実行、メール無害化
メール無害化は、標的型攻撃に有効な対策として注目される。2016年春くらいから、続々と新しい製品やサービスが登場している。以前からある、スパムメールなど業務に不要なメールを除去するメールゲートウエイや、社外からのウイルスを含むファイルの侵入を防ぐウイルスゲートウエイなどの機能を備える機器に、アドオ…
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Webアクセスの無害化、その盲点
ここ2、3年に「無害化」をうたうセキュリティ対策の製品やサービスが増え、多くの注目を集めている。無害化とは、ユーザーが攻撃者によって細工されたWebサイトにアクセスしたり、攻撃者が送り付けたメールを受け取ったりしても、ウイルスに感染しないようにするセキュリティ対策だ。
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