優れた提案にもかかわらず利用部門や顧客企業にうなずいてもらえない。逆に余計な要求を聞く羽目になってしまった――。そんな悩みを抱えるITエンジニアが少なくありません。

 提案内容を検討したり、プレゼンテーション方法を見直したりする前に、もっと注意すべきポイントがあるのです。それは、「誰が言うか」。「この人の言うことは聞くべきだ」と思わせる「プレゼンス(存在感)」を高めることによって、無理筋の提案さえ相手にうなずかせてしまえるようになります。そこでこのコラムではプレゼンスの高め方を解説します。