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岡大勝のプロジェクトお悩み相談室

比較表や事例にばかり頼らない、新しい製品選定のコツ

岡 大勝=ゼンアーキテクツ 2017/06/13 日経SYSTEMS
出典:日経SYSTEMS 2017年6月号p.10
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 製品や技術を選ぶコツを教えてください。ベンダーは製品や技術について良いことばかりを言います。ユーザーの立場では、どの技術をどう選ぶのが正解なのでしょうか。
(ユーザー企業/情報システム部門/企画担当)

 まず、ベンダーは売るのが仕事なので、製品や技術の良いことばかりを言う件は、そういうものだと思って勘弁してあげてください(笑)。

 多くの企業では、レガシーなシステム群のEOL(サポート終了)が近づいています。3年後、5年後といった中長期的な観点で、自社システムの技術的な標準の青写真を描くため、次世代技術の見極めに頭を悩ませている企画担当は少なくありません。

 製品や技術の選定の際、多くの人は「製品比較表」を作成します。ベンダーの売り文句に惑わされないようにするため、機能や動作環境、性能、価格などを客観的に調査して比較するためです。ただ、製品比較表は機能の多さと価格の安さが過大評価されがちです。

 メディアやカンファレンスを通じて業界の流れや先進事例、ベンダー間の勢力争いなどの情報収集に力を入れる人もいますが、どういった観点で情報を解釈するのかは難しい課題です。

 最近は企画担当の方に、以下で紹介する「情報公開」「標準準拠」「エコシステム」の三つに着目して製品選定するようアドバイスしています。製品選定の際には、ベンダーの営業担当者が持ってきた綺麗なスライドや機能比較表だけでなく、これらの観点も加えて選定してみてください。

(1)オープンな情報公開

 筆者自身、採用する製品の調査検討やその支援を長年経験してきました。その立場で言うと、製品仕様に留まらず、運用・管理者・開発者向けなどのマニュアルをすべて公開している製品は採用確度が高くなる傾向がありました。調査の精度が高まるうえ、調査に着手するためのリードタイムを劇的に短縮できるからです。

 1990年代に確立した米Oracleの圧倒的シェアは、すべての情報を公開し、誰でも無償で無制限に試用できる、というアプローチの効果が大きかったのではないかと推察しています。

 ベンダーは自信があるからオープンにできるし、オープンに公開しているからユーザーは信用して採用できる、という循環がそこにはあります。

 営業担当に連絡しなければ、製品の仕様を知ることすらできない、という製品が今も少なからずありますが、最近ではこうした製品は調査の対象にすらならないことがほとんどです。

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