要求定義、設計、テスト、プロセスといったエンジニアリング手法は年々洗練されてきている。しかし、それらが十分に現場にフィードバックされているとは言いがたい。古い手法が現代的なシステムと合わずに“不調”を起こしている現場に向け、悩みを解決する手法や考え方を紹介する。
岡大勝のプロジェクトお悩み相談室
目次
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共に前進する関係が高い価値を生み出す
いつも心掛けているのが「信頼による協働こそが物事を動かす駆動力である」という考えです。人と人とが一緒に物事を成し遂げようと前進している現場では、信頼による協働が機能しています。
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強いチームを作る鍵の1つは暗黙知、もう1つは?
管理強化による束縛、ノウハウの精緻な文書化は今となってはよい方法ではないと思います。2つの面で「強いチーム」を目指した方がいいでしょう。1つは退職などの突発事態に耐えられる組織、もう1つは退職したいと思われない組織です。
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トレーニングで若手エンジニアは育たない、発信とつながりの場を作ろう
若手には「会社は複数ある所属コミュニティの1つ」という考え方が広がりつつあります。若手のモチベーションを高め、スキルアップを促進させるには、3つの施策を段階的に実施するのが効果的です。
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内製化の鍵は「守破離」、最初は外部の力を活用
ソフトウエアの重要性は日々高まっています。内製化にチャレンジする現場もよく目にします。ただし、外部委託を上回るコストや品質を可能にするには、「組織的な開発業務」のための文化が必要です。ここで古くから武道で伝わる「守破離」という学ぶ姿勢を表す言葉が役立ちます。
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生産性向上の鍵は「賢く」「一緒に」働く
あなたは開発プロジェクトで行われるメンバーの活動は「生産労働」と「知的労働」のどちらだと思いますか。正解は「知的労働」です。生産性を向上させる際も、知的労働ならではのアプローチが求められます。
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社外IT人材の活用、うまくいくための近道は「倣う」
先進的にITを活用しているユーザー企業ほど、外部リソースを「うまく」活用しています。うまく使いこなすための鍵は“主体性”です。
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リモートワークで失敗しないための三つの準備
いかに柔軟な働き方の風土がある職場でも、「今日からリモートワークのメンバーが参加します」と、準備なしで既存チームに参画させると不幸を生むだけです。リモートワークを成功させる三つのポイントを紹介します。
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チャットは必要? 使うならぜひ押さえたい二つの秘訣
リモートワークや働き方改革といった掛け声とともに、現場への導入が広がっています。チャットさえあればメールやビデオ会議はもう要らない、という話をする人もいます。しかし、単純に導入してもうまくいきません。うまく使いこなすには、二つの秘訣があります。
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顔が曇りがちな標準化、こう進めれば開発現場もうれしい
「標準化」と聞くと、現場のエンジニアは一様に表情が曇ります。経営層など管理側の要望で推進されることがほとんどだからです。しかし標準化が不要というわけではありません。「魅力ある開発組織作りのための標準化」を実現する三つのポイントを紹介します。
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比較表や事例にばかり頼らない、新しい製品選定のコツ
製品や技術の選定の際、多くの人は「製品比較表」を作成する。しかし製品比較表は機能の多さと価格の安さが過大評価されがち。といって先進事例の情報を集めても、どのように解釈するのかは難しい。そこで比較表や事例にばかり頼らないために、新しいコツを三つ紹介する。
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終わらぬ要件定義、「カタログ」で決まる
システム開発の最難関工程と言われる要件定義は最近、さらに難しくなっているようです。デバイスやUI表現の多様化、次々と現れる新技術などの影響で、ユーザーの欲しいものが変化し続けるようになっているからです。こうした環境を踏まえ、最近はよく「カタログを使った要件定義」をおすすめしています。
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ほんの数年前まで「Java+Oracle DB」が鉄板だった
ほんの数年前まで、業務システムの新規開発はJava+Oracle DBが鉄板構成。アプリケーションサーバーにWebLogicやWebSphereといった大がかりで汎用的な技術を使い、その上でプログラムを書くものだった。しかし今は違う。
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