今の自動車業界は、自動運転、コネクテッドカーの波で、誕生以来最大の変化に直面している。このうねりに伴って、通信業界には大きなチャンスが訪れている。自動車業界向けビジネスが、IoT(Internet of Things)分野で最大のビジネスと化しているからだ。自動車業界、通信業界の最新動向を追う。
連載
激震!コネクテッドカー
目次
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自動運転車はデトロイトではなくシリコンバレーで生まれる
シリコンバレーではもはや、自動運転車が日常の風景に溶け込んでいる。米グーグルの本社があるカリフォルニア州マウンテンビューを走る大通り「エル・カミノ・リアル」に行けば、2016年12月にグーグルから独立した米ウェイモ(Waymo)の自動運転車を必ず目撃できる。
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自動運転の通信技術、規格を巡る主導権争いで火花
自動運転システムでは、車車間通信(V2V)や路車間通信(V2I)などの議論が進んでいる。2つの規格がせめぎ合っている。DSRCとLTE V2Xだ。
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コネクテッドカー、どうすればIT企業は儲けられるか
A.T.カーニーの吉川尚宏アジア太平洋パートナーは「かつて米国のゴールドラッシュで大きな利益を享受したのは、“ジーンズ”や“スコップ”を提供する業者だった。コネクテッドカー時代も、同様に周辺ビジネスに大きな鉱脈がある」と指摘する。
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自動運転がケイレツを打ち壊す?
これまでの自動車業界は、自動車メーカーを頂点としたピラミッド型構造になっていた。だがここに来て、欧州の自動車メーカーがITベンダーと自動運転技術を共同開発する動きが相次ぎ、産業構造が大きく変わる兆しがみられる。
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トヨタが先頭を走る「コネクテッドカー産業」
ドイツのカール・ベンツやゴットリープ・ダイムラーらによって19世紀末に誕生したエンジン駆動の自動車。130年超の歴史を持つ自動車産業がここに来て、誕生以来、最大の変化に直面している。コネクテッドカーが新たな産業を生み出そうとしているからだ。
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