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グルメサイトRettyのAI舞台裏

インターンがRettyの実用AIを開発した

樽石 将人=Retty 2017/03/28 日経クラウドファースト

 AI(人工知能)を使って、労働集約的な仕事を自動化していかなければ、先はない――。

 前回、実名型口コミのグルメ情報サービスRetty(レッティ)が独自のAI開発に注力してきた理由を、このように説明しました。Rettyは経営規模を拡大させるうえで乗り越えるべき課題として、2015年からAIに本腰を入れて取り組みました。

 しかし当時の社内には、実務に適用できるほどAIに精通した人材はいませんでした。そこで考えたのは、インターン生の力を借りることです。

 読者のなかには、インターン生は実務では役に立たない、と思っている人がいるかもしれません。Rettyではそう考えていません。もちろん社会人としての経験は乏しいのですが、それよりも大事な仕事への意欲は目を見張るものがあります(そういう学生を選んで採用しているという面もある)。大学・大学院で研究している内容については、社員より詳しいことも珍しくありません。

 そのためRettyではインターン生に、誰でもできる仕事だけを与えるのではなく、社員と一緒に業務上の課題にも取り組んでもらいます。実際、インターン生は急速に成長を遂げつつ、課題解決に努めてくれます。短い間に、解決策の糸口を見つけるだけでなく、具体的な解決策を示してくれることもあります。多くのケースで、実務において戦力になっています。

 インターン生にそこまでやらせるのか、正社員でもないのに厳しすぎる、と思うかもしれません。もちろん無理強いはしませんが、これはインターン生が求めていることです。新しいことを自分で成し遂げたい、という情熱や意欲を持ってインターンシップに応募してくる学生はたくさんいます。Rettyのインターンシップの方針は、そんなインターン生の自主性を尊重し、社員によるサポートや環境提供によって一人ひとりの目的実現を後押しすることです。「Rettyに行けば挑戦的な仕事ができる」と思うからこそ、意欲の高い学生が応募してくれるのです。

 インターン生を積極的に受け入れてきたのは、Rettyの創業以来のことです。応募者の要望に合わせて、時期を問わず短期でも長期でもインターン生を受け入れています。そんな経緯があったので必然的に、AI開発でインターン生に協力してもらおう、と考えたのです。

写真●週次でインターン生と社員のエンジニアがAIについて議論
出所:Retty
[画像のクリックで拡大表示]

東大の近くに学生向けオフィスを設置

 AIを研究する優秀な学生を集められる、という自信もありました。AIはホットな研究分野ですが、大学・大学院の研究室にはデータが乏しく、研究を進めるのに苦労している、という事情を聞いていたからです。Rettyには、研究対象になるデータがあります。これを提供すれば、AIを研究する学生がインターン生になってくれるのではないかと考え、こちらから探して勧誘することにしました。

 結論を先に言うと、この考えは当たり、AIを研究するインターン生の人数が社員のエンジニアの人数を超えるまでになりました。その軌跡を紹介しましょう。

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