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グルメサイトRettyのAI舞台裏

Rettyが50万円で作った儲かるAI

樽石 将人=Retty 2017/03/27 日経クラウドファースト

 AI(人工知能)が人から仕事を奪う。そんな話を聞いたことがあると思います。これは遠い未来のことではありません。

 私がCTO(最高技術責任者)を務める、実名型口コミのグルメ情報サービスRetty(レッティ)では、深層学習(ディープラーニング)などの技術を使って、従来は人がしていた仕事を自動化するAIを開発し、運用しています。一般にRPA(ロボティックプロセスオートメーション)と呼ばれる取り組みです。

 2016年5月に第1弾として、ユーザーが投稿する写真画像を、料理/店舗外観/内観(店内)/メニューの四つに分類する仕事を自動化しました。従来、この分類の仕事はほかの仕事と合わせて外部に発注しており、分類の仕事だけの概算で月に数十万円が掛かっていました。今では分類の外注はほぼゼロです。AIの初期システムに投じた費用は、人件費を除いて15万円ほど。1カ月も掛からずに投資を回収できた計算になります。

Retty 樽石将人CTO(最高技術責任者)
[画像のクリックで拡大表示]

 2016年6月に実用化したAIの第2弾は、人間でもできなかった仕事を自動化するものです。投稿された写真画像の解像度を高める「超解像」を、深層学習によって実現しました。ほかにも、AIに置き換えた仕事は三つあります。人の仕事を残したままAIでサービス強化した案件も含めると、AIの適用箇所は全部で10に上ります。

 段階的にAIのシステムを強化したためトータルで約50万円を投じましたが、既にその何倍ものコスト削減効果を得ています。しかも、仕事のスピードが劇的に向上したのに加え、超解像のような新しいサービスを実現することもできました。今やAIはRettyにとって不可欠な存在です。

 現在は、AIがこなす仕事の範囲をさらに広げるべく、開発を進めています。店舗や料理の感想文(良いと思った店舗や料理を推薦する文章)から料理名を抽出したり、デートや接待などどういう用途に向く店舗であるかを判別してタグ付けしたりする。そんなAIの実用化にメドを付けました。外注している仕事を中心に、AIに置き換えていきます。

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