サイバー攻撃の急増により、情報漏洩やウェブサイト改ざん、コンピュータウイルスなどのマルウエア(悪意のあるソフトウエア)感染といったインシデント(セキュリティ事故)が後を絶たない。大規模なインシデントが大きな経営リスクとなった現状を鑑みた政府の後押しもあり、企業ではインシデント対応の司令塔「CSIRT(セキュリティ事故対応チーム)」の設置が相次ぐ。ただでさえ人材と技術の不足でセキュリティ維持が難しいなか、どう作り、どう運用すればよいのか。先行7社の取り組みを追った。