KKD(勘・経験・度胸)ではなく、データに基づいて意思決定したい─。そう考えるビジネスパーソンの強い味方がセルフサービスBIツール。大量データを高速に処理し、様々な切り口の分析のなかから、各職場の意思決定に必要なKPI(重要業績評価指標)をはじき出す。仕事のPDCA(仮説-実行-検証-改善)サイクルを高速で回し、経営スピードを上げる。日本電産、リクルート、資生堂など大手企業が本格導入を始めた。これまでの分析ツールと何が違いどう使えるのか。セルフサービスBIで意思決定のスピードアップを図る最前線に迫る。
連載
日経情報ストラテジー2016年9月号特集 セルフサービスBIで実現する超スピード経営
目次
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もう“エクセル達人”に頼らない
日本電産、リクルートライフスタイル
エクセルを駆使して職場のニーズに合ったデータ分析の仕組みを作り上げた“エクセル達人”。意思決定に必要なKPI(重要業績評価指標)を盛り込んだ定型レポートを定期的に発行してくれるIT部門。
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データ思考のワークスタイルを定着
アクサ損害保険、日本パープル
「セルフサービスBIツールを導入して、データ思考のワークスタイルを定着させる」─。そんな経営トップの熱い思いだけでセルフサービスBIを導入すると、活用されないまま終わってしまう可能性が高い。現場の社員にしてみれば、「面倒な思いをして新しいツールを使わなくても、これまで通り業務を回していける」と感じ…
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「使われる」までに七転び八起き
資生堂、ショップエアライン
仕事のスピードアップを狙ってセルフサービスBIを導入しても、すぐに期待通りの効果が出るとは限らない。処理速度の遅さや使いにくさで社員からそっぽを向かれることも。課題を乗り越えて「使われる」分析システムを作り上げた資生堂とショップエアラインの事例に学ぼう。
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Tableau Desktop 9.3で検証
「セルフサービスBIツールって、本当に簡単?」の疑問に答える
セルフサービスBIツールを使えば、本当に簡単にデータ分析を始められるのだろうか。それを確かめるべく、代表的なセルフサービスBIツールのベンダーであるTableau Japanに協力を依頼し、同社のセルフサービスBIツール「Tableau Desktop 9.3」を使ったデータ分析の手順を検証してみ…
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