ブロックチェーン、コミュニケーションAI、エッジコンピューティング──。日経コミュニケーションは2017年の企業ネットワークに大きなインパクトを与える技術としてこの3つに注目した。AIは顧客とのコンタクトを変え、ブロックチェーンやエッジコンピューティングは企業ごとに閉じたIoTを業界横断の基盤に変え得る力を持つからだ。未来でなく「実用期にある技術」として、業務やビジネスでの活用も始まった。先進企業の取り組みと共に注目技術のポイントを紹介する。
連載
日経コミュニケーション2017年1月号特集 企業ネットを変える 2017年注目の新技術
目次
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実用期に入る3つの新技術、IoT・チャット活用にも不可欠に
[総論]
米ガートナーは2016年10月、企業戦略を考えるうえで重要な10大技術トレンドの2017年版を発表した。注目点はブロックチェーンと、「機械学習とAI」「会話型システム」など複数の項目でAI(人工知能)を取り上げたことだ。
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管理者なしで高信頼のデータ流通、IoTも業界横断型に変わる
[パート1:ブロックチェーン]
ブロックチェーン技術はどのような分野に活用できるのか──。2017年はその真価を試すシステム開発や実証実験が相次ぎそうだ。
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質問回答型からECにも広がる、目指す理想は「UIすべてが対話型」
[パート2:コミュニケーションAI]
利用者の意図をコンピュータが読み取り、適切に答えを返す「コミュニケーションAI」がビジネスの現場で導入期に入りつつある。
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IoTが生むデータ爆発問題を解消、クラウドとの使い分けが進む
[パート3:エッジコンピューティング]
データをサーバーに集約せず、ネットワークの「エッジ(縁)」に分散して保持・処理するエッジコンピューティング。その登場を促したのはIoTが生み出す膨大なデータストリームだ。
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