「こんな製品を実現したい」「こんな技術を求めています」―。企業の秘中の秘であるはずの開発計画などを公にし、研究機関やスタートアップ企業からアイデアや技術を募って、これまでにない製品やサービスを生み出す。それがオープンイノベーションだ。本当に成果が出るのか。パートナー募集やプロジェクトマネジメントはどうすればいいのか。オープンイノベーションを先行して進める企業の担当者を直撃。取り組みの実際と、成功へのポイントを探る。
連載
日経情報ストラテジー2016年11月号特集 コマツやGEに続け!オープンイノベーションへの道
目次
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ジェイアイエヌ
研究者、メーカー巻き込み「自分を見る眼鏡」実現
眼鏡とは、「目の前にあるもの」あるいは「遠くにあるもの」を見えやすくするツール。そうした常識を覆したのが「JINS MEME」。眼鏡製造小売り(SPA)大手のジェイアイエヌが2015年11月に販売を開始した。従来の眼鏡に、「自分も見つめる」機能を組み込んだことで大きな話題に。個人購入だけでなく、企…
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オリンパス
MITブランドを開発、販促にフル活用
レンズらしきものはあるが、ファインダーやディスプレイなどが付くカメラボディは一切なし─。オリンパスが2015年3月からネットで販売する「OLYMPUS AIR」はこんな形状だが、高画質な写真や動画が撮影できるれっきとしたデジタルカメラだ。
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データでみるオープンイノベーションの今
オープンイノベーションを通じて国内企業のイノベーション創出などを促進する─。それを目的に設立されたオープンイノベーション協議会(事務局:NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2016年7月、「オープンイノベーション白書」を公表。国内企業などへの調査結果から、オープンイノベーションの現状を…
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8つの質問で勘所を押さえよう
オープンイノベーションで得るものは大きいが、パートナー選びやアイデア募集のやり方には分からないことも多い。今からオープンイノベーションに着手する企業はどんな点に注意して進めていけばよいのだろうか。先行企業の取り組みを基に、Q&A形式でオープンイノベーションの勘所を見ていこう。
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