IoT(Internet of Things、モノのインターネット)という言葉がそこかしこで聞かれます。ですが、IoTの定義は?従来のITシステムと何が違い、どのように設計・開発すればいいのか?という問いに答えられる人は多くないでしょう。
本連載では、活動量計を使った健康増進システムなどを題材に、IoTの本質と、設計、開発、運用の基本を分かりやすく解説します。
IoT(Internet of Things、モノのインターネット)という言葉がそこかしこで聞かれます。ですが、IoTの定義は?従来のITシステムと何が違い、どのように設計・開発すればいいのか?という問いに答えられる人は多くないでしょう。
本連載では、活動量計を使った健康増進システムなどを題材に、IoTの本質と、設計、開発、運用の基本を分かりやすく解説します。
IoTとはインターネットにモノがつながっていることを指す。この形態に目新しさはないが、「IoT」という魔法の言葉があてがわれたことで、注目を集めた。
単純なコーディングミスからインタフェースミスマッチまで、多様なバグがIoTに生息している。IoTシステムの仕様に未確定の部分があったり、構造や機能が複雑になったりすると、バグは飛躍的に増える。その種類も多様で、昆虫図鑑が作れるほどだ。
セキュリティ対策のないIoT(インターネット・オブ/シングズ)ほど迷惑なものはない。データを漏洩させたり、乗っ取られて攻撃側に回ったりと、つながっている世界に害悪を及ぼすからだ。
IoTシステムは、障害の原因になりそうなリスクにあふれている。今回は、複雑怪奇なIoTシステムの障害分析のコツと注意点を紹介する。
IoTシステムを設計するエンジニア、すなわちIoTアーキテクトには、どのような資質やスキルが求められるのだろうか。やはり、組み込み系とエンタープライズ系、そして人工知能やビッグデータなどの知識を合わせ持った、スーパーマンのようなフルスタックエンジニアが必要なのだろうか?
IoTのアーキテクチャーは、現状の製品やサービスの設計図としての役割だけでなく、将来に渡る未来予想図としての役割がある。
IoT(インターネット・オブ・シングズ)システムの企画や要求で出てきた夢や希望を、より具体的な「絵」や「図」として描くのが、IoTアーキテクチャーである。だが、形になっていない企画や要求を絵にするのは、幻を描写するような難しさがある。
IoTへの要求が際限なく広がり、技術やコストの面で無理難題な企画が通ってしまえば、その先は失敗しかない。一度夢破れれば、その組織ではIoTという言葉が禁句になってしまう。今回は、IoTを成功に導く「IoTの企画」について考えたい。
IoTという言葉の正体は何であろうか。日本語に直訳すると「モノのインターネット」というもので、これだけでは分かったような、分からないような不安な感じにさせる。