仕事で企画書や提案書などを作る機会は多い。社内外の企画提案や、外部の有志との勉強会、ハッカソンなど、スライドを作ってプロジェクターなどで披露する機会で発表したり、有志との勉強会で成果を披露したりと、機会そのものが増えているように思う。

 会社によってはテンプレートを用意している場合もあるようだが、それを利用する程度で自分が納得できる文書になるかというと、そうとも限らない。「うまく作れない」と悩んでいる人も少なくないのではないか。

 質の低い資料では、商談や会議でも戦えない。

 今回は、短時間でクォリティの高い資料を作る方法を紹介しよう。Wordを軸にアウトライン機能を活用するのだ。考え方は実にベーシックなのだが、ちゃんと理解して使いこなしている人は意外に少ないのだ。スライドを作る人も、まずはアウトラインを作るべきだ。

 今回のポイントは、早く作成できることだけではない。資料を作成する上で最も重要な、「内容の吟味」ができることだ。

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Wordを起動したら、「表示」メニューからアウトラインへと切り替える。
Wordを起動したら、「表示」メニューからアウトラインへと切り替える。
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このように箇条書きを作るのがアウトラインモードだ
このように箇条書きを作るのがアウトラインモードだ
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