さまざまなWebページを眺めていて、仕事に関係する情報を見つけたら、ぜひ手元に保存しておきたいところ。後で見ようと思っても、見つけられないかもしれないからだ。

 とはいえ、ブックマークでは役に立たない。ブックマークはURLを保存しておくだけなので、同じURLでも掲載内容が変わると、目当ての情報をもう一度見ることはできないかもしれない。

 Webの情報をまとめて保存し、役立てていくにはノートアプリを使うのがお勧めだ。少し前まで「Evernote」を推奨してきたのだが、利用条件が変更され、有料契約でないユーザーにとって使いづらくなった。

 そこで今回は、「OneNote」でWebをクリッピングする方法を紹介する。いわば、デジタル版の「スクラップブック」なのだが、これが信じられないほど便利だ。

お馴染みの「OneNote」は、無料で利用できる最強のWebクリッピングツールだ。
お馴染みの「OneNote」は、無料で利用できる最強のWebクリッピングツールだ。
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専用の拡張機能を追加する

 OneNoteでWebクリッピングをするなら、Webブラウザーは「Chrome」にして、拡張機能を組み込むのがお勧めだ。実はWindows 10の標準ブラウザーである「Edge」にもほぼ同じような拡張機能が用意されているのだが、まだアプリの細部が英語だったりする。Edge自体があまり好みではないという方も多いようなので、今回はChromeを使うことにする。

 拡張機能は「OneNote Web Clipper」という名称で、こちらももちろん無料だ。Chromeウェブストアからインストールできる。インストールを終えるとChromeのメニューにアイコンが表示されるので、準備完了だ。

Chromeウェブストアから「OneNote Web Clipper」をインストールする。
Chromeウェブストアから「OneNote Web Clipper」をインストールする。
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アドレスバーの横にアイコンが表示されれば準備完了だ。
アドレスバーの横にアイコンが表示されれば準備完了だ。
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