米アマゾン・ドット・コムの音声アシスタント「Alexa」を中心に、音声認識や自然言語処理で人のコトバを理解する「音声AI」を搭載し、コンピュータと対話しながらサービスを利用する音声チャットボット製品の市場が急速に立ち上がっている。
なぜAlexaは米市場で成功を収めたのか。日本を含む世界市場で勝つのはどの企業か。新たに拓きつつある音声チャットボットの世界に迫る。
米アマゾン・ドット・コムの音声アシスタント「Alexa」を中心に、音声認識や自然言語処理で人のコトバを理解する「音声AI」を搭載し、コンピュータと対話しながらサービスを利用する音声チャットボット製品の市場が急速に立ち上がっている。
なぜAlexaは米市場で成功を収めたのか。日本を含む世界市場で勝つのはどの企業か。新たに拓きつつある音声チャットボットの世界に迫る。
LINEは2017年3月2日、独自のクラウドAI(人工知能)基盤「Clova」の開発を発表した。2017年夏にはClova搭載のスマートスピーカー「WAVE」を日本と韓国で発売するほか、2017年冬にはスマートディスプレイ「FACE」の発売も予定している。
野村証券、リクルート、損害保険ジャパン日本興亜の3社は2017年1月、グループ投資会社などを通じて米国の音声AI開発スタートアップ企業に出資した。ハミングで音楽を検索できるアプリで知られ米サウンドハウンド(SoundHound)である。
リビングに置ける音声チャットボット機器の開発で、シャープは異色のアプローチを採っている。2012年、音声AIにおる対話機能を搭載した掃除機「COCOROBO(ココロボ)」を発売したのを皮切りに、冷蔵庫、スチームオーブン(ヘルシオ)、空気清浄機、エアコンと、次々に「対話できる家電」を発売した。
2017年2月から3月にかけ、人間のコトバを音声認識と自然言語処理で理解する「音声AI」を搭載し、人間と会話(チャット)ができる二つの音声チャットボット製品が、相次ぎ発表された。