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音声チャットボットの世界

Amazon Echoが成功した理由

浅川 直輝=日経コンピュータ 2017/03/08 日経コンピュータ

 2017年2月から3月にかけ、人間のコトバを音声認識と自然言語処理で理解する「音声AI」を搭載し、人間と会話(チャット)ができる二つの音声チャットボット製品が、相次ぎ発表された。

 一つは、講談社が2017年2月22日に発表した、鉄腕アトムを模したコミュニケーションロボット「ATOM」だ。

写真●鉄腕アトムを模したコミュニケーションロボット「ATOM」
[画像のクリックで拡大表示]

 同社が発行する「週刊 鉄腕アトムを作ろう!」全70号の部品を組み上げると、ATOMが完成。音声で「体操をして」などの指示を出したり、ATOMと双方向の会話を楽しんだりできる。ATOMが採用する音声AIは、ローカルでは富士ソフト、クラウドではNTTドコモの技術を使うハイブリッド型だ。

 もう一つはLINEが3月2日に発表した、同社独自開発の音声AI「Clova」を搭載するスマートスピーカー「WAVE」と、スマートディスプレイ「FACE」だ。WAVEは2017年夏に、FACEは2017年冬に発売する計画だ。ニュースや天気、eコマース、翻訳などのサービスに加え、音声による家電の操作なども利用できるという。

写真●LINEのスマートスピーカー「WAVE」
(出所:LINE)
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写真●LINEのスマートディスプレイ「FACE」
(出所:LINE)
[画像のクリックで拡大表示]

 ATOMとClova。製品の形状も機能も異なるが、共通して意識せざるを得ない「仮想敵」がいる。米アマゾン・ドット・コムが開発した、個人用仮想アシスタント(VPA:Virtual Personal Assistant)として機能する音声AI「Alexa」と、Alexaを組み込んだスマートスピーカー「Amazon Echo」だ。

写真●米アマゾン・ドット・コムのスマートスピーカー「Amazon Echo」
(出所:米アマゾン・ドット・コム)
[画像のクリックで拡大表示]

 ATOMの開発プロジェクトを率いた講談社の奈良原敦子氏は、ATOM発表の記者会見で、Amazon Echoに言及。「Amazon Echoのような、便利な生活のためのロボットとは真逆の市場を狙う。コミュニケーションロボットを望む人が多い」と語っている。

 そしてLINEの「WAVE」とその音声AI「Clova」は、コンセプトでAmazon Echo、Alexaと重なる点が多い。

 現在、Alexaのエコシステムは急速に拡大している。2017年1月初旬に開催された「CES 2017」では、韓国LG電子や米フォード・モーター、独フォルクスワーゲン(VW)などが、自社製品へのAlexa搭載を相次ぎ発表した。

 さらにアマゾン・ドット・コムは現地時間2017年2月23日、Alexaを通じて利用できるサービスや機能「スキル(skill)」が1万種類を超えたと発表した。2016年9月時点では3000種だったので、わずか5カ月で3倍以上に増やしたことになる。skillを通じ、米ウーバーのタクシーを呼んだり、米スターバックスのコーヒーを注文したりと、外部企業のサービスを利用できるようになる。

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