日本オラクルのサービスクラウドソリューション部部長を務める平井輝恵氏。仕事と育児のバランスをどう取っているのだろうか。

(聞き手は戸川 尚樹=ITpro編集長、編集は小笠原種高=フリーライター)

3人のお子さんがいるとのことで、仕事と育児の両立が大変そうです。

 3人とも女の子でして、高校生1人と小学生が2人です。確かにいつもバタバタしています。受験もあったりしますし、子供も生き物ですから、日々色々と何かしらの問題が起きます(苦笑)。

日本オラクルの平井輝恵氏の「元気の源」である3姉妹が描いた似顔絵
日本オラクルの平井輝恵氏の「元気の源」である3姉妹が描いた似顔絵
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 仕事の予定と3人の学校の催しの予定でスケジュールを組んでいくと、もうすぐに手帳が埋まってしまいます。でも、ありがたいことに、比較的手の掛からない子供たちで、色々と私のことを助けてくれます。

 子育てはもちろん手を抜けないことですが、完璧さを目指してもいません。育児についても時間の使い方には気を使っています。

 三女も小学生になりましたから、保育園への送迎がなくなり、以前よりぐっと楽になりました。私の場合、トータル14年保育園にお世話になりました。

 そのころはお迎えのため、毎日午後6時には必ず帰るという生活をしていました。周囲に事情をきちんと伝えて、打ち合わせの時間を調整してもらうなどして乗り切りました。私の場合、周囲の上長やメンバーに恵まれて、育児のことをよく理解してもらえていました。そういう方々に支えられて今があると思っています。

 不思議なもので忙しいときに限って、子供がインフルエンザにかかり、帰らなくてはならないということがありました。そのときの上司はそのことを理解し、サポートしてくれました。ありがたかったですね。

 とにかく子供の保育園時代は、夜に自由がききません。飲み会に出席しなければならない場合、シッターさんに子供を預けないといけませんでした。

 いつもそんなことはできませんから、夜の会食にはほとんど参加しませんでした。長女の幼少期は、夜の会合には一切行かなったですね。当時は、「夜の会食には行けない人です」的なオーラを出していた感じです(苦笑)。