スペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2017」(2017年2月27日から3月2日まで)にパナソニックが出展し、新たに発表した「TOUGHBOOK」(タフブック)シリーズの2-in-1モデルを展示した(写真1)。
これまでのタフブックシリーズ同様、過酷な業務現場での利用を想定。CF-33では、米国の警察官がパトカーに搭載して現場に持ち込む、といった用途をターゲットにしているという。着脱型の2-in-1になったタフブックがどのように進化したのか、詳しく見ていこう。
第7世代は2-in-1になった
CF-33はパナソニックのタフブックとして第7世代にあたるモデルで、タブレットがキーボードから分離して動作する2-in-1機構を採用。ノートPCとしてもタブレットとしても利用できる。製品構成としては、キーボードとセットの「CF-33 2-in-1」に加え、タブレット単体でも販売する(写真2)。
ディスプレイは画面サイズが12インチ、解像度が2160×1440ドットで縦横比は3:2となる。液晶パネルとしては、実はモバイルPCである「Let’s note XZ6」と同じものを利用しているという(写真3)。
特にタフブックは業務用端末として現場に導入されることから、「部品供給は10年単位で要求されるので、液晶パネル自体もそうした長期間の供給を前提とした体制を整えている」と製品担当者は説明する。
バッテリーは交換可能になっており、2個のバッテリーパックを搭載する。これらはホットスワップに対応しており、1つずつ交換することでPCをシャットダウンすることなくバッテリーを交換できる(写真4)。
バッテリーは標準と大容量の2種類を提供する。大容量バッテリーの搭載時にはカバーも専用のものを装着する(写真5)。
キーボード側の底面にはパトカーなど車内に設置するための端子も搭載。キーボードを固定し、タブレットだけを車外に持ち出すといった用途を想定する(写真6)。