スペイン・バルセロナで2017年2月27日〜3月2日に開催された「Mobile World Congress(MWC)2017」には、中国TCLコミュニケーションが展開する「Alcatel」「BlackBerry」の両ブランドの新端末が並んだ(写真1)。
Alcatel、BlackBerryともにかつての名門ブランドとして知られており、同社はそれを活用することで競争が激化するスマートフォン市場での差異化を図っている。
「Alcatel」と「BlackBerry」の両ブランドを活用
TCLコミュニケーションが商標として利用するAlcatelは、もともとフランスの通信機器メーカーだったが、現在では「フランス発」のスマートフォンブランドとしてTCLが展開。2015年には日本にも上陸し、UQモバイルなどが端末を販売している。
ターゲットユーザーは、ミレニアル世代の若者になる。MWC2017では新たなブランドメッセージとして「enjoy.now」を発表し、最先端のデジタルコンテンツやコミュニケーションをいますぐ楽しみたい若者向けに訴求した(写真23)。