iPhoneは今年で生誕10周年を迎えた。iPhoneがどのように社会、IT業界、そして利用者個人の生活を変えたのか──。この特集では、10周年を機に、様々な視点からiPhoneを論じていく。

iPhoneは世界をどう変えたか?
目次
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ハード競争脱しソフト進化に徹したiPhone、iPad的ジレンマを回避できるか?
iPhoneが登場して10年が過ぎた。現在のiPhoneや米アップルを取り巻く状況と、iPhone発表当時のそれとでは、あらゆる面での評価が正反対だった。「こんなものは売れない」と言われていたデバイスは、今や年間2億台を販売する存在となった。
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スマホの次はバーチャルディスプレー、最後に電脳通信へたどり着く──ドワンゴ夏野氏
ドワンゴ 取締役、慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授 夏野剛氏 インタビュー[後編]
iPhoneは今年で10周年を迎える。この10年の間、iPhoneは携帯電話業界に多大な影響を与えた。そのアップルがiPhoneを中心としたエコシステム作りの参考にしたと言われるのがiモードである。iモードの生みの親の一人であり、NTTドコモでiモード立ち上げに関わった夏野剛氏に話を聞いた。
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iPhone登場で僕がドコモでやるべきことは終わった。だから辞めた──ドワンゴ夏野氏
ドワンゴ 取締役、慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授 夏野剛氏 インタビュー[前編]
iPhoneは今年で10周年を迎える。この10年の間、iPhoneは携帯電話業界に多大な影響を与えた。そのアップルがiPhoneを中心としたエコシステム作りの参考にしたと言われるのがiモードである。iモードの生みの親の一人であり、NTTドコモで立ち上げに関わった夏野剛氏に話を聞いた。
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iPhone芸人は意外にFinTech芸人──かじがや卓哉氏
テレビ番組「アメトーク」でiPhone芸人と紹介されて一気に名を上げたお笑い芸人かじがや卓哉氏。税理士と芸人の二足のわらじをはきつつ、iPhoneへの惜しみない愛を語る。
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iPhoneは業界の「錯覚」を教えてくれた──グリー田中氏
グリー創業者、会長兼社長 田中良和氏インタビュー
iPhoneが登場する3年前の2004年、「GREE」はSNSとして産声を上げた。パソコン、フィーチャーフォン、スマートフォンと世の中の主流となるデバイスの変遷とともに、成長を続けてきたグリー会長兼社長の田中良和氏にiPhoneが業界にもたらしたインパクトを聞く。
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莫大な投資でデザインの常識を破壊したiPhone、迫られる脱アルミ
iPhone登場から10年。アップルが世界のモノ作りに与えた影響は計り知れない。一見工夫の余地がないように見えるシンプルなiPhoneのフォルムだが、実はこれまでのデザインやモノ作りの常識を覆すような製造手法が多く採用されている。
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携帯大手3社のネットワーク競争を根本から変えた「iPhone 5」の功罪
改めて振り返ってみると、2012年9月に国内市場で発売になったLTEに対応した初めてのiPhone、すなわち「iPhone 5」が国内ネットワーク競争に与えたインパクトは極めて大きかった。その功罪を検証する。
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“アップル代理店”に成り下がった携帯大手3社、不平等条約から抜け出せるか
iPhoneが10周年を迎えたということで、日本の携帯電話市場の競争に及ぼした影響を改めて振り返ると、「NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社の明暗を左右した恐ろしい端末だった」の一言に尽きる。影響は端末メーカーや販売現場にも及んだ。そして、携帯電話大手3社は最終的には“アップル代…
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テレビから“一等地”を奪取、ビックカメラの売り場を変えたiPhone
iPhoneが登場したことで、携帯電話市場は実質スマートフォン市場となり、新しいiPhoneが登場するたびに携帯ショップや家電量販店が賑わった。家電量販店の売り場から、iPhoneの10年はどのように見えているのか。
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ケータイを駆逐しAndroidを淘汰、iPhoneの10年をBCNが分析
iPhoneの登場によって激変した携帯電話市場。フィーチャーフォンと呼ばれる従来型の携帯電話は駆逐されてしまい、Androidを搭載するスマートフォンにも栄枯盛衰があった。BCNのBCN総研チーフアナリスト森 英二氏に、iPhoneが市場を席巻した要因と、今後について話を聞いた。
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ドコモの「ツートップ戦略」がとどめ、日本から携帯電話メーカーが消える日
[後編]
2008年7月からソフトバンクが、2011年10月からKDDI(au)がiPhoneの国内販売を開始した。それでもシェア1位のNTTドコモはiPhoneを扱っていなかったため、携帯電話メーカーにとってドコモは頼みの綱だった。だが、ドコモもiPhone導入直前の2013年夏、「ツートップ戦略」を開始…
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スマホ対応でつまずいた国内メーカー、iPhone以前は輝いていた
[前編]
iPhoneが日本の携帯電話市場を大きく変えたのは、翌2008年にiPhone 3Gが登場し、ソフトバンクが国内販売を開始してからだ。iPhoneの登場で日本の携帯電話市場がどのように変わっていったのか、国内メーカーの観点から見ていきたい。今回はiPhone登場前夜からスマートフォン時代到来までを…
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iPhoneは今が頂上、次の10年の覇権争いが始まった──元アクセス鎌田氏
[後編]
今年で10周年を迎えるiPhoneは、携帯電話業界に多大な影響を与えた。アップルも参考にしたと言われるiモードの生みの親の一人であり、携帯電話業界の最前線でiPhoneを見てきたACCESS共同創業者、TomyK 代表取締役の鎌田富久氏が、ポストiPhone時代を占う。
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iPhoneの全面タッチパネル、最初にやられた悔しさはある──元アクセス鎌田氏
[前編]
2007年に登場したiPhoneは、携帯電話業界に多大な影響を与えた。アップルも参考にしたと言われるiモードの生みの親の一人であり、携帯電話業界の最前線でiPhoneを見てきたACCESS共同創業者、TomyK 代表取締役の鎌田富久氏に話を聞いた。
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内部構造が激変! 分解のプロが見たiPhone 7の真実
[第3回]
iPhoneの原型構造は初代も最新のiPhone 7も同じである。しかしiPhone 7を分解してみると、内部にはかつてない大きな変化があった。ここからアップルのモノ作りに対する姿勢や設計哲学が透けて見える。今回は、外見からは分からないiPhone 7の内部構造の変化を取り上げる。
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今やトップクラス!A10プロセッサに見る「半導体メーカー」アップルの実力
[第2回]
最新のiPhone 7全体を司るのは「A10」というプロセッサである。これはアップル自身が設計したトップクラスのSoC。アップルはトップクラスの機器メーカーであると同時に、トップクラス半導体メーカーでもあるのだ。今回はiPhoneのプロセッサに焦点を当て、アップルは今やどのような存在なのかを明らか…
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10年10世代!全機種分解したから分かるiPhoneハードの進化
[第1回]
iPhoneとは何だったのか。10年経った今振り返ってみると、老舗メーカーを中心とした秩序を徹底的に破壊して、スマートフォンという新秩序を作り上げた起点という結論になる。
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始まりは「Macintosh SE」から、モバイル端末マニアがiPhoneの10年を振り返る
iPhoneがもう10周年という。発売されたのはついこの間のように思っているが、何と時の流れの早いことよ、なんて、かなりな年寄りみたいなことを言ってしまった。筆者はアップルの製品とは、9型ディスプレイ一体型コンピュータ「Macintosh SE」からの長い付き合いだ。若い頃につい買ってしまった型落…
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iPhoneとアップル製品のiCloud連携がたまらなく心地よい
わずか10年で、iPhone(と、そのライバルであるAndroidスマートホン)は、我々の生活を一変させてしまった。今や人々は、このポケットサイズのコミュニケーターを肌身離さず持ち歩き、いつでもどこでも誰とでも簡単につながるようになった。
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開国のきっかけはiPhone 3GS、新機種が出るたびライバルもどんどん良くなる!
2007年1月9日に発表され、10周年を迎えたiPhone。韓国ではなかなか発売日が決まらず、2009年11月28日になってやっとキャリアのKTから3世代目となるiPhone 3GSが発売された。
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