デタッチャブル型のノートパソコンは、ボタンを押すことで液晶部、すなわち本体がキーボード部と外せる構造になっている。液晶部だけで動作するわけで、キーボードの下部に本体部分が収まるコンバーチブル型やクラムシェル型とは異なり、CPUやメモリー、ストレージ、電源などが全て液晶の背面に収められているのがデタッチャブル型だ。

 タブレットとして利用するのを想定しているためか、比較的小型の製品が多い。また、ここ最近は、コンバーチブル型に比べて製品数が減りつつある。ここでは2製品を紹介しよう。

Let's note XZ(パナソニック)

 Let's noteとしては初めての着脱式2in1ノートが、この「Let's note XZ」だ。Let's noteらしく、ノートパソコン形状のときには、100kgfの加圧振動試験や76cm落下試験をパスする頑丈さを誇る。複数のモデルがあり、ここでは「CF-XZ6HDBQR」を紹介する。

 タッチ液晶のサイズは12型で、解像度は2160×1440ドット。CPUには第7世代Core i5-7200U(2.5GHz)を搭載する。メモリーは8GB、ストレージは256GBのSSDだ。重さはノート形状で1.109kg、タブレット形状では550gになる。厚さはノート形状が22mm、タブレット形状だと9.5mmだ。

 バッテリーはキーボード側にも搭載しており、駆動時間はノート形状にした際で15時間、タブレット部のみだと4.5時間になる。キーボード側のバッテリーはユーザーが交換できるタイプになっている。実勢価格は28万5000円。ほかにLTEに対応したモデルなどもある。

パナソニック「Let's note XZ(CF-XZ6HDBQR)」
パナソニック「Let's note XZ(CF-XZ6HDBQR)」
(出所:パナソニック)
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