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ケーススタディに学ぶ、クラウド活用最前線

乗務員に8600台のiPad持たせるJR西日本、ダイヤ乱れの影響を即把握

大豆生田 崇志=日経コンピュータ 2017/06/28 日経コンピュータ
出典:日経コンピュータ 2016年1月19日号pp.50-53
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 西日本旅客鉄道(JR西日本)は2017年度に西日本エリアで運行する全車両の乗務員を対象に計8600台のiPadを導入する。iPadには、いずれも独自に開発した「列車運行情報一覧アプリ」や、新幹線乗務員向け「幹在接続時刻表アプリ」を搭載する。全乗務員がiPadでアプリを活用し、正確な運行情報を乗客に迅速に案内できるようにする計画だ。

 JR西日本では2015年1月から順次、山陽新幹線などの乗務員が先行してiPadの携帯を始めた。既に新幹線や京阪神の都市近郊区間で約1500人の乗務員がiPadを携帯しアプリが活用できる。

 列車運行情報一覧アプリでは、運行中の車掌らがリアルタイムに近隣の列車の運行情報を取得しながら、車内放送で素早く乗り換え案内を行える。

 幹在接続時刻表アプリでは、たとえ新幹線の運行ダイヤが乱れていても、車掌が素早く各線の乗り換え案内ができる。これまで新幹線の車掌は、新大阪駅から博多駅までの各駅の乗り継ぎ情報を一覧表にした案内カードを読み上げて案内していた。運行ダイヤの乱れに対しては時刻表で調べる必要があった。

 新幹線の乗務員向けの指導を担当している新幹線管理本部運輸課の谷野康之氏は「これまで20、30分かけていた作業が数秒でできるようになったので、それ以外の時間を乗客への丁寧な案内に充てられるようになった」とアプリ導入の効果を語る。

 いずれのアプリも、JR西日本の運行現場の担当者が、経験を基に業務の改善や効率化のために考案したものが発端だ。iPad導入を機に、アプリ開発ベンダーと協力して、乗務員が使いやすいように仕様をまとめ、アプリとして共通化した。

 iPadを活用したアプリは乗務員の間で好評を得ている。「今後はもっとこんなアプリを作ってくれという要望が増えるのではないか」(新幹線管理本部の金本尚志・運輸課課長代理)という。

 JR西日本のIT部門も、iPadで独自アプリが利用できるようになって変わったという。「現場の良質な提案を最新のツールに反映するにはどうすればよいか、迅速に対応できるようになった」(IT本部の小山秀一IT計画(運輸系)担当課長)。

最新の運行情報を瞬時に配信

 列車運行情報一覧アプリは、JR西日本の各地にある支社ごとに新幹線や在来線、他社線の運行情報を一覧し、それぞれの乗務員が必要な情報を確認して乗客に案内できる(図1)。

図1 JR西日本の「列車運行情報一覧アプリ」
新幹線乗務員が列車運行情報を素早く提供
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