今回は、確定申告ソフトの定番「やよい」シリーズを見てみよう。

 「やよいの青色申告」は、弥生が提供する老舗の確定申告ソフトで、申告ソフト部門では6割近いシェアを占めている(※)。インストール型の「やよいの青色申告17」に加え、2014年からはクラウド版の「やよいの白色申告オンライン」「やよいの青色申告オンライン」が加わった。

クラウド版とパッケージ版がある

 確定申告ソフトにはインストール型とクラウド型があり、それぞれにメリットやデメリットがあることは、「いますぐ役立つ、確定申告の基礎知識」で述べた。

 「やよい」シリーズを、複数のパソコンやスマホからも利用したい場合や、Macユーザーはクラウド型を選ぼう。白色申告を行う人なら「やよいの白色申告オンライン」、青色申告を行う人なら「やよいの青色申告オンライン」を利用する。なお、インストール型の「やよいの青色申告17」は、1本で白色、青色のどちらにも対応できる。

 白色申告で必要な「収支内訳書」は、青色申告で必要になる「損益計算書」や「貸借対照表」に比べれば、作成が簡単だ。少々知識があれば、Excelなどの表計算ソフトでも対応できる。だが、確定申告が初めてで知識が全くない人は、白色申告オンラインを利用するのがお勧めだ。取り引きの入力が簡単にできるだけでなく、控除額の計算から確定申告で提出する用紙の印刷まで、全て画面の指示に従っていけば完了するからだ。

写真1●インストール型の「やよいの青色申告17」のパッケージ
写真1●インストール型の「やよいの青色申告17」のパッケージ
(出所:弥生)
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画面1●クラウド版の「白色申告オンライン」「青色申告オンライン」は、スマートフォン用のアプリからも入力が可能
画面1●クラウド版の「白色申告オンライン」「青色申告オンライン」は、スマートフォン用のアプリからも入力が可能
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